CUMOトップページ クラウドでプラットフォームからアプリケーション CUMO appsuite CUMO platform CUMOお問い合わせ
デヂエをSaaS/ASPで!SaaS 型データベース
サイボウズ デヂエ 8 for SaaS
平成22年11月1日「feedpath Mail」「サイボウズ Office for SaaS」「サイボウズ デヂエ for SaaS」の3事業についてフィードパス株式会社より、沖縄クロス・ヘッド株式会社へ事業譲渡されました。
本導入事例コンテンツは、平成22年11月1日以前にフィードパス株式会社が行った取材を元に作成/公開されています。
導入サービス サイボウズ デヂエ for SaaS
利用者数 10人
業種/業務内容 非鉄金属製造業
事業内容 貴金属地金(白金、金、銀 ほか)及び
各種工業用貴金属製品の製造・販売、
輸出入及び貴金属の回収・精製
ホームページ http://gold.tanaka.co.jp/index.php

会社概要

愛らしい2匹のブタ「キントン」「プラトン」のキャラクターがテレビCMでお馴染の田中貴金属工業株式会社は、1885年(明治18年)の創業以来、老舗ならではのノウハウを生かし、投資用としての貴金属の売買からジュエリー、先端技術に至るまで、貴金属を中心とした事業領域で幅広い活動を展開している。

また、全ての事業の基礎となる貴金属の回収・精製・分析技術においては、常に世界のトップレベルを誇り、近年注目されている「環境浄化、クリーンエネルギー、リサイクル、ナノ・バイオテクノロジーへの応用」など、貴金属が持つ新たな可能性にチャレンジし続けている注目企業でもある。

同社において、投資用の分野で一般のお客様や直営店、特約店からの資料請求と問い合わせを一手に引き受けているのが貴金属部 特約店セクション、定額セクションである。同部において、「デヂエ for SaaS」がどのように活用されているのか。次項より、その詳細に迫る。

導入前の状況

今回、取材に対応いただいたのは、田中貴金属工業株式会社において投資用の分野で一般のお客様や直営店・特約店、社内からの資料請求と問い合わせに対応している貴金属部 特約店セクション、定額セクションのメンバーである。

貴金属相場状況にもよるが、1日当たりの電話の問い合わせ件数は、750件ほど。
そのうち資料請求の問合せは約300件だそうだ。申込方法は電話だけでなく、電子メール、FAXなど多種多様である。同部では、資料請求の対応のみならず、在庫の管理までを一貫して担当している。そのため、常に在庫を切らさないよう、外部委託業者の倉庫在庫、社内の在庫に気を配らねばならない。
しかしながら、特に、社内向けや直営店、特約店向けの資料請求依頼の一貫したルールが無かったため、「そもそも、その資料請求がすでに依頼済みなのか、まだ依頼されていないのか」を把握できず、同一部署に2重発送をしてしまう事もあったようだ。

「受注から発送を一人の担当者が一貫して行う訳ではなく、受注方法も様々なので、資料請求の依頼を受け付けてから発送完了までの経緯が非常に見えにくい状態でした。例えば、ある社員個人宛ての依頼メールと、同部署の他の社員宛てへの依頼メールを、すり合わせをして整理していくのは大変でした。メールだけでなく、FAXの依頼もあるので、業務が煩雑になりがちでした。」

また、同社では、投資用として貴金属を売買することができる「直営店」「特約店」を全国に展開している。
直営店は本社管轄であるため、休業日などは年間を通して本社で把握できるものの、直営店がない地区への顧客サービスを目的として設立されている「特約店」に関しては各店舗が自由に休みを設置し休業するスタイルを取っている。休業連絡は事前に本社に報告するルールとなっているが、連絡手段は電話、電子メール、FAXと様々だ。
連絡手段の一貫した報告ルールがなかったため、事前連絡が漏れることがあり、顧客からの問合せにヒヤリとする場面もあったようだ。


「お客様から、『今日の価格で買いたかったのに店舗に行ったら休みになっている。いつ営業を再開するのか教えてほしい。』という問合せをいただいた際、非常に困ってしまいます。特約店側が連休を取っている場合など、こちらから連絡を入れても、すでに休業中のため確認することができません。お客様にご迷惑を掛けてしまう上、営業再開日などの正確な情報をご案内することができず、大変な思いをしたことがあります。」

特約店で顧客から注文があった商品は、同社の物流センターから各特約店へ発送される。しかしながら、物流センター側で各特約店の突発的な休業日を把握していないため、高額商品を休業日着で発送してしまう事があったという。

「高額商品のため、配送業者が手元保管する訳にもいかず、届けられない商品は一度物流センターに返送されてしまいます。休業日を把握していないと、結局お客様にご迷惑を掛けてしまいますし、無駄なコストも発生してしまって、本当に悪循環でした。」

導入の決め手

情報共有の必要性を身に沁みて感じていた同社では、社内だけでなく、直営店、特約店、外部委託倉庫業者とも情報共有・蓄積が可能で、なおかつ安価に運用できるツールをインターネット検索で探していた。

当時の担当者が「デヂエ for SaaS」を見つけ、すぐにトライアルを開始したそうだ。初期コストがかからず、拠点間での利用が可能で、誰でも利用できる簡単な操作性から、導入に至ったという。

導入効果

導入後、早速、資料請求に関する『発注 / 在庫管理』の運用を開始した。
本ライブラリでは、資料を保管している外部委託先の倉庫業者、更には発送作業委託業者にもメール通知を設定し、社内関係者と共に一括連絡を行う設定にした。必要な情報を必要なメンバーに通知することで、個々の社員にのみ紐づいていた情報が、可視化できるようになったという。

「これまで発生していた同一宛先への重複発送が無くなりましたね。それだけでなく、関係者が皆同じ情報を見ているので、煩雑だったやりとり自体が減って、作業スピードが上がりました。お客様へのお届けも、スピーディになったのが一番の効果といえます。依頼元の社員も自分の依頼内容に関するステイタスをいつでも確認することができますので安心です。さらにもう一つ、大きかったのは在庫の一元管理が可能になったことです。倉庫からの棚卸し報告を待たなくても、確認したいタイミングで在庫数をチェックできるのが良いですね。」


一方、「特約店」の休業連絡に関しても、「デヂエ for SaaS」の導入で改善が見られたという。特約店側で休みが決定した時点で、都度「デヂエ for SaaS」に休業日を入力する運用を徹底することにより、全社で特約店の休業日情報を共有することが可能となり、顧客対応がスムーズになったそうだ。

「このライブラリは物流センターにも閲覧権限を持たせています。商品到着日は、休業日を避けて指定することが可能になったので、最短納期でお客様に商品を納品することができるようになりました。合わせて、連絡の共有漏れで発生していた再発送も激減したため、コストの節減が実現できました。」

今後の展望

現在、「デヂエfor SaaS」を利用し、カタログ在庫管理と特約店の休業管理で情報共有をしている同社。今後、更に外部委託先との共同利用を検討しているという。

「カタログ製作や、キャンペーンの企画を外部委託先と進めています。その連絡やタスク管理にも 「デヂエfor SaaS」を利用できないか検討しています。」

「デヂエ for SaaS」を導入することによって、社内における業務の効率化が、顧客対応の品質向上に繋がる事を実感している同社。今後の成長に「デヂエ for SaaS」が更に一役も二役も買うことを期待してやまない。

 導入事例一覧へ

▲このページの先頭へ

矢印メールホスティング(メールサーバー)やWEB メールの情報セキュリティのfeedpath Mail 矢印グループウェアのスケジュール管理やクレーム管理はサイボウズのSaaSブランド

矢印5分でサーバを構築IaaS型クラウド CUMO platform